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PET検診の特徴

  1. がんの早期発見に有用
    今まで通常行われていたがんの検査では、1~2cm以下の早期がんを発見することは臓器の種類によっては非常に困難でした。
    また、何らかの自覚症状が現れた時には数cmの進行がん(急激に増殖・成長するとともに、あちこちに転移する)になっていることが多く、治療には手遅れであることも少なくありません。
    しかし、がんは、早期に発見し、治療を開始すれば完治する病気と言われています。
    そればかりか、早期であれば、治療方法の選択肢が広がるとともに、短期間の楽な治療で完治する症例も少なくありません。
    PET検診では、1cm前後の早期がんより発見が可能であり、非常に有用な検査であるといえます。
  2. 一度に全身の検査が可能
    従来のがん検診は、胃、肺、乳房、子宮といった特定の部位のみを検査をするものでした。
    PET/CT検診では、一度に身体の広い範囲(頭部から骨盤まで)を検査することができ、予想外の部位への転移の有無も調べることができます。
  3. 体に負担の少ない検査
    静脈に18F-FDGを注射し、60分ほど安静にした後、PET/CT装置の上で20分程度横になるだけで、身体の広い範囲(頭部から骨盤まで)が撮影されます。
    一度に全身の評価ができる点で優れた検査法です。
  4. 安全で楽な検査です。
    検査の際、機械に寝ているだけで、注射以外には痛みを感じることはありません。
    しかも服(検査着)を着たまま検査することができますので、安心して受けていただけます。
  5. がん以外の診断への応用が期待されます。
    PET検診と言えば「がんの検査」が代表的ですが、それ以外の病気を発見するためにも効果的な検査方法です。まずは「脳」。
    脳は活発に活動しているためエネルギーの源として大量のブドウ糖を吸収します。PET検診で使用するFDGという検査薬はブドウ糖に似た特性を持っています。
    FDGを体内に投与することで脳に吸収されたFDGの状態をPETカメラで撮影して脳が正常に活動しているかを把握することが可能です。
    この検査から「アルツハイマー認知症」や「てんかん」の検査に効果的な検査方法と言えるでしょう。

※PET検診で見つけにくいがんの種類もいくつかあり、PET検診が万能ということでは決してありません。